姿346(その4)

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雪も降ろうかという寒空の下、作り始めてもいない自称四天王、実際三天王の名前を決定した二人。
現時点でいきなり戒名とならなければよいが…という心配を拭うかのように、ついに制作に着手した。

「まずは袋を開けてくれ」
「あぁ、構わないが…何度見てもえらい数だな」



「仲間外れはどれだ?」
「いきなり!?う〜む…。(普通に考えてダンガンのパッケージである左下だろうが、346のことだ。引っかけに違いない)
「わかったか?」
「よ、よし。右上だ」
「ブー。正解はダンガンのパッケージな左下でした」
「そのまんまかよ!」



「…」
「どうした?」
コレ、どうやってつければいいんだ?
「…まずは説明書を読め。話はそれからだ」
「えぇーっ。面倒くせぇな」

ぶつくさ言いながらも同封されていた説明書を読む。

「なんだよー。ビスでとめなきゃいけないのかよ」
「そうだ」
「最初から穴があいているところはいいが、ここらへん(フロントノーズ)はどうすりゃいいんだよ」
「自分で加工するしかないな」
「どうすんだよ」
「ピンバイスとか電動ドリルとかで」
そんな物騒なこと出来るわけねぇだろう!オレ様のマシンを破壊するつもりか!!
「は…破壊って!?」

初出:2008年1月27日 峠の茶屋「姿346その4」