激闘記録 第九章第10話「P-Mの冒険Episode04」

ジャッジメントですの。
あさがやは川へ芝刈りに、カトリは山へ洗濯に行くそうなので、今回も一人で浅草にやってきました。

今回はミニ四駆ニューイヤーGP2010。
関東では2010年最初のレースイベントということで、気合を入れて参加しますよ。
年もあけて気分一新。
スーパーXXシャーシのマシンを新調しましたからね。胸が熱くなるな。
そういえば先日…。

<回想はじめ>
346「そんなに自信があるのか?」
P-M「故郷に錦を飾るぜ」
346「う〜ん…」
P-M「なんだ?言いたいことがあるならハッキリと言え」
346「どうせまた爆死だろうな」
P-M「ハッキリ言いすぎだ!」
</回想おわり>

ま、まぁ、心ない輩は無視して、さっさと会場に向かおう。
●浅草ROX



嗚鎖苦些露津苦巣(あさくさろっくす)…。
我々を幾度となく苦しめ、今なお魔城として君臨して揺るがない。
だが、その戦いも今日で終わる!!
(出展:ほのぼの4コマ「カトリ先生」第1巻)



今日のコースはコレか。
かなり小さい。
テーブルトップもないし、今日は楽勝かな…ん?




なんじゃこりゃー!!

ドラゴンバックが3連続。
そうか…ドラゴン3兄弟(スーパードラゴン、サンダードラゴン、ファイヤードラゴン)とかけたタミヤ渾身の一発ギャグだな。
面白かったから、さっさと撤去してください。
頼みます。この通りですから。

DOGEZAしたところでどうにもならないので、さっさと練習走行へ。
昨日完成したスーパーXXマシンの初陣ですよ。
あぁ、そうだ。
作成直後に椅子が壊れたから、レースが終わったら買いに行かなきゃ。



練習走行は完璧だった。
例のドラゴンバックでコースアウトした挙句、逆走。
しかも1週目で。
ミニ四駆シミュレータことミニ四駆DSの小径タイヤ限定クラスで練習してきたというのに!!



程なくしてレースが開始された。
他のレーサーたちがどれくらいのスピードで臨むのか、じっくり見極めさせてもらおう。


※画像はイメージです。

ふむ。
スピードが出ているマシンは厳しいな。
みんなモーターをかなり落としてきているし、自分もそうする必要があるか…。



いつもMSシャーシだったから片軸モーターの予備を持ってきていない!
販売コーナーに目をやると、いつも売れ残っているタミヤTシャツが「オレはここにいるぜ!いつでもオマエらの助けになってやるからな!!」と力強くアピールしている。

…。
どうりで寒いと思ったら、風が強く吹いているのね。


さて、モーターでも買いに行くとするか。
若干嫌な予感はするが、超自爆シンデレラことカトリ氏オススメのアトミックチューンモーターあたりにしようかね。


ない!

じゃあパワーダッシュモーターで…。

ない!!

トルクチューンモーター、レブチューンモーター、ハイパーダッシュ2モーター、スプリントダッシュモーター…。
こういうときはどうすれば良いのか…。
私はある偉人の言葉を思い出した。

<回想はじめ>
カ◯リ「欲しいパーツが無いときはどうすればいいかわかるか?」
P-M「う〜ん…。"この商品が入荷したらお知らせする"に登録?」
カト◯「なぜAmazon基準!?実店舗での話だよ」
P-M「ネット通販の便利さはシャレにならんな。で、正解は?」
◯トリ「えーっと…それはなぁ…」



カトリ「そうだ!思いつい…」
P-M「長ぁい!」
</回想おわり>

よし、レブチューンモーター!キミに決めた!!



Thank youのシールが途中で切れて、反対側のTから繋げるとTank youになる。
バーニング・サンにすれば良かったかしら。
まぁいいや。ブレークインをしてフリーサーキットでテスト。


※画像はイメージです。

腐ってやがる!遅すぎたんだ!!
レブチューンなんか使っていられるか!オレはスプリントダッシュを使うぞ!!
と叫びたくなるほど遅かった。ブレークイン不足を差し引いてもひどい。
理由は不明。0と1しかわからない。



エントリーカードの番号が301番〜400番の選手は車検場に集合してください

つい一ヶ月前までは小径タイヤ限定クラスがあったんだなぁ。
思い出に浸りつつ、統合されたオープンクラスの列に並ぶ。
実際はそんな余裕はなく大径タイヤ限定クラスの人が多すぎて、間違えて並んだのかと思ってヒヤヒヤしていた。

スタッフ
「シグナルが青になったらスタート ですよ。それでは…」

レディ…ゴー!!


※画像はイメージです。

スタートは普段どおりの力を発揮。
0.5秒ハンデをやるだす。


※画像はイメージです。

スタートの出遅れ以上の差をつけられて、S字を通過。
知っているか?
戦いは背後を取った者が勝つのだ!



件のドラゴンバックに突入。
2台がコースアウトしたようだ。
残念だが自分のマシンではない。そう毎回コースアウトしてたまるか。
あのレブチューンでコースアウトするはずがないからな!…って、あれ?
べ、別にコースアウトにビビったわけじゃないんだからね///


5週目に入った。
先頭の2台がデットヒートを繰り広げる中、かなり遠くで様子を伺う愛車。
25km/h以下限定レースだっけ?と、見るものを錯覚させる大技を繰り出し、安定した走りをみせる。

その後、ドラゴンバックで1台がコースアウト。
結果は前回同様、一次予選で2位だった。
…文句ある?



打ちひしがれた帰り道。
ふと、あさがやのことを思い出した。

<回想はじめ>
あさがや「いえ〜い!やった〜!トロピカルヤッホー!!」
カトリ「どんだけはしゃいでるんだよ…」
P-M「そもそも、コースアウトして予選落ちじゃないか…」
</回想おわり>

うん。次回もがんばれそうだ。