激闘記録 第七章第4話「バトラーズギャラリー2007」

みーん、みーん



P-M「どうも」
カトリ「おう」
P-M「いやぁ、暑いなぁ。今日の最高気温は…」
カトリ「35度だ。今年一番の暑さだな」
P-M「どうりで。で、あさがやはまだ来ていない、と」
カトリ「まだ集合時間までは余裕があるからな。今日は10時集合だし、いくらなんでも遅刻しないだろう」
P-M「それもそうだな。こんな炎天下の中、駅のホームで待つことになるのはつらいし」
カトリ「ハハハ、いくらあさがやでも今日くらいは空気を読んでくれるだろう」
10時05分

P-M「空気…ねぇ」
カトリ「ヒャヒャヒャ!コウデナクテハ オモシロクナイワ!!」
P-M「約一名、暑さで壊れた…。アレは放っておいてメールでも送るか。い・ま・ど・こ・だ…っと」



P-M「返事が来たな」
カトリ「で、どこだって?」
P-M「い…」
カトリ「い…?」
P-M家だー!


あさがやからの返信

カトリえぇーっ!

30分後。

あさがや「あ、もうすぐ電車が発車するよ。早く乗ろうぜ」
P-M「何食わぬ顔をしてフェードインするな」
カトリ「久しぶりに遅刻しやがって」
あさがや「違うよ。全然違うよ」
カトリ「じゃあ何だって言うんだ?」
あさがや過去からの時の流れを変え、未来を変えようとしたんだけど失敗しちゃって」
P-M「おのれはイマジンか」
あさがや「じゃ、タイムリープ!」
P-Mどこぞをかける少女か」
カトリ「どうでもいいが遅刻にはかわらんだろう。何言ってんだと思った」
あさがや「ふぅ…また僕か。まいったね、こりゃ」
P-Mカトリ「参ったのはこっちだ!!」


●東武百貨店池袋店

ホンダ「RA272」



カトリ「ホンダの技術は世界一ィィィ!!」
あさがや「うわっ、カトリが急に豹変した」
P-M「ホンダが好きらしいからな」
あさがや「あぁ、確かにTikipediaにも書いてあったな。"エドモンド本田が波動拳を使えればいいのに"って」
カトリ「だまれ。スーパー頭突きするぞ」
P-M「お、おい。ケンカ(?)そこまでにして物販コーナーに行くぞ」
カトリ「止めてくれるな!ここで引き下がるわけにはッ…!」
警備員「…」
カトリ「…今日はここまでにしといたろ」


販売コーナー



カトリ特にめぼしいものはないなぁ(ぼそ)」
P-Mあさがや!!
カトリ「何だその反応は?」
あさがや「あのカトリが買う気ゼロだと…」
P-M「そうかわかったぞ。"P-Mとあさがやを差し置いて事前に行ったときに買いたいモノはしこたま買ったから今日はいいや"、そういうことだな」
カトリ「そういうわけではないが、欲しいモノがないのだ」
あさがや「そうか、夏バテだな。暑い日が続くと食欲がなくなる。それと同じこと」
P-M「この前否定された賊魔殿の話も、やはり本当だったのだろうか」
カトリ「オマエら言いたい放題だな」

P-M「いやいや、心配しているんだよ。これでも(ニヤニヤ)」
あさがや「ホントウダヨ ボクノメヲミテゴラン(棒読み)」
カトリ「とても心配しているようには…と、あれはRCのRS-540スポーツチューンモーター。1500円か」
あさがや「ほら見ろ!やっぱり欲しいモノあるじゃないか!賊だ!賊!!
P-M「1500円とは…。さすがは賊の異名を持つだけはある
カトリ「嬉しそうにすんな。エアーブラシを買おうとしている遅刻魔が」
あさがや「あ、あれは見ていただけだ!決してベーシックコンプレッサーセットなんて買おうとしてない!」
カトリ「あと、昨日誰かさんが買ったクリスタルも1500円だったよね」
P-M「ぐっ!!な、なぜそれを…」


ミニ四駆コース



あさがや「さぁ、走らせよう。どのマシンを持ってきたんだ?」
P-M「え?今日はマシンを持ってきていないが」
カトリ「右に同じく」
あさがや「やる気ないな。そんなのだから楽しいトレイン専用コースの発売にうろたえるんだよ」
P-M「いや、あれは驚くだろう。いろいろと」
カトリ「楽しいトレインはいいが、あさがやこそマシンはどうしたんだよ。アバンテMk.IIは?」
あさがや「何度も言わせるな。制・作・途・中だ」
P-M「じゃあRCのプロポとバッテリーは…」
あさがや捜・索・打・切!
P-Mカトリ「(何でこんなに偉そうなんだ…)」

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P-M「では、そろそろ時間だし帰ろうか」
カトリ「うむ」
あさがや「賛成可決」
P-M「一人しゃべり方が変な風になっているが、気にしないでおこう」
カトリ「おや、あれは何だろう」
P-M「あれは…トランスフォーマー!!



あさがや「変形金剛」
P-M「(じーっ)」
カトリ「ぼやぼやしていないで早く行くぞ」
P-M「え、あぁ。そうだな(今度の休みに見に行こう)」