P-M「あ、ソフトバンクだ」
ピッ
P-M「…。最近のいたずら電話は無線まで使ってくるのか。大佐もうかうかしていられないな」
346「どうした!?応答しろ!スネェェェク!!」
プツッ。
P-M「やれやれ」
カトリ「どうした?越前に呪われたか?」
P-M「気にしないでくれ。疲れがたまっていて幻聴が聞こえたようだ」
346「おっと、それはいけないな。医者に行く権利を与えよう」
カトリ「お、オマエは346!!」
346「違うっつーの!何度言えばわかるんだよ。346様だ…って、合っている!合っているぞ!!」
P-M「やはりキサマか。…で、今日は何しに来たの」
346「つれねえなぁ。外伝で一緒にやってきたんだからわかっているだろ?」
P-M「あぁ、鍋か」
346「そうそう。今度は闇鍋を…って、違えよ!久しぶりにダンガンで勝負しにきてやったぜ」
カトリ「しょぼいノリツッコミだなぁ」
P-M「うむ、出直してまいれ」
346「絡むところそこじゃねぇだろ!ダンガンで勝負だ!勝負しろ!!」
P-M「頼むから勝負勝負と連呼しないでくれ。あさがやの地獄耳がその単語を聞きつけたら」
346「…」
P-M「…」
カトリ「…何も…ないな」
P-M「あ、あぁ。跳び蹴りの一つでもかまして登場するのを待っていたのに」
346「そういえばあの黄色玉はどうした?」
あさがや「よう」
P-M「普通に登場した!」
カトリ「しかもひっそりと、そして地味に5分程度遅刻しているし!」
346「待っていたぞあさがや!今日こそ決着をつけてやる!!」
あさがや「なんだ敗残兵もいたのか。また負けに来たのか?」
346「黙れROXの爆死野郎め」
ゴゴゴゴ…
P-M「こ、これは…」
カトリ「こわくて ちかよれない」
346「ルールはP-Mが決めろ。あさがやに決めさせるとアイツに有利なのにするからな」
あさがや「越前をバカにするな!」
P-M「会話がかみ合っていないが…」
346「今回のルールはコレだ!」
ルール ・コースはダンガンサーキットの8の字を使用。 ・どちらかがコースアウトするまで走らせ続ける。コースアウトした方が負け。 ・その他の基本的なルールはダンガンのレギュレーション準拠。 |
あさがや「いいだろう」
P-M「あ、あれ?ルールを決めるのは?」
346「がんばろうぜ!セコンド」
P-M「セコンド!?」
346「くくく。あさがやめ。必殺のサンダーシューティングローキックをお見舞いしてやるぜ」
P-M「やれやれ。どうも346が来ると調子が乱れるな」
カトリ「やれやれ。どうも346が来ると出番がなくなるな」
●出場マシン
あさがや「弁護側、準備できています」
あさがやマシン アサガヤバルタン怪
あさがや「怪じゃない!改!!何で怪しさMAXになっているんですか!」
P-M「やっちまったぜ」
カトリ「何か最近コイツばかりだな。そんなに酷使すると壊れるのでは?」
あさがや「壊れるのはラジオだけでいい」
346「まぁ、何が来たっていいぜ。四天王の1台が直々に相手してやんだ。楽しませてくれよ」
カトリ「大した自信だな。また昨年から言い続けているできてもいない四天王のハッタリか」
あさがや「どーせいつものバブルスライムでしょう」
346「残念だったな、今回は違うぜ。とくとその目に焼き付けろ!!
ファイヤーアトラス omo-iメタリックスペシャル!!
カトリ&あさがや「オモーイ!!」
346「ビビったか。P-Mとの合作マシンだ」
P-M「合作というか、パーツをいっしょに買いに行ったり、工具を貸したり、ビスやリヤユニットを強奪されたりしただけだが…」
カトリ「声優の桃井はるこさんのサンダーショットMk.II momo-iメタリックスペシャルとはまったく関係がない、それでいて微妙にパクっているどっかの国のような名前だな」
あさがや「しかもメタリックってどこがだよ!」
346「セッティングウェイトがメタルっぽく光っているだろ?」
P-M「そんなことより346よ。人が提案したマーベラスな名前を却下した挙げ句つけた名前からまた変わっているじゃないか」
346「どうにょろ?」
P-M「めがっさ変わりすぎです。もうこうなったらomo-iメタボリックスペシャルに改名しましょう」
カトリ「内臓脂肪症候群ことメタボリックシンドローム、略してメタボだな。近年は中高年の男性のみならず小中学生にも該当する人が増えてきているようだ。解消するためには食事制限等ではなく、適度な運動。これだな」
346「勝手に変えんな!説明もすんな!!」
P-M「よし、決定!はい、レースを始めよう!」
P-M「それでは、スタートラインについて」
346「今日はスタートを失敗しないような!(ニヤニヤ)」
あさがや「かみに ケンカを うるとは…。どこまでも たのしい ひとだ!」
346「ザコがほざくな。このマシンは四天王最強だ。軽くひねりつぶしてやんよ」
P-M「あのー346さん。四天王最強のって普通、最後に出てくるものですよね。まだ四天王のうち3台目だと思うのですが…」
346「細かいことを気にすんな。さ〜、さっさといくぜ」
レディ、ゴー!!
P-M「あぁっ!また勝手に!!」
カトリ「まさに傍若無人。唯我独尊」
P-M「もうどうにでもなれだな」
カトリ「スピードタイプとパワータイプ。まったく性格が違うマシンの対決か。これは面白いぞ」
P-M「あさがやのマシンはああ見えてカタパルトアタックリヤユニットに強いから、今回もあさがやが勝つかもな」
カトリ「そういえばロールバーをつけていないのだな」
P-M「346と買いに行ったときに店になかったから。ダンガンのパーツも手に入りづらくなってきたな」
カトリ「お店がない場合は、通販頼みだな」
レースに戻る。
しばらく膠着状態かと思われたが、重量があるomo-iメタボリックがアサガヤバルタンの行く手を遮り、
密着したまま周を重ねるという状況が続いた。
あさがや「重くて動かない!」
346「このまま耐えきってやるぜ」
あさがや「らちがあかん。こうなったら、あさがや流奥義!アルファゲイト64を発動だ!!」
P-M「何だその技!?」
カトリ「ア、アルファゲイト64だと!!」
P-M「知っているのか!?」
カトリ「…いや、知らない」
あさがや「…オレも言ってみただけだ」
P-M「…は、はぁ。そうですか」
P-M「バッテリーが落ちてきたせいか、マシンがコースの内側を走るようになってきたな」
カトリ「あのマシン、重いからな」
346「待っていたぜ。そろそろ決めてやる」
あさがや「なんだ?」
346「サンバーストシステムロックオーン!!」
P-M「何だそのへんてこな技の名前…。しかも最後の伸ばし棒ムリがあるだろう」
カトリ「目が光っただけで相手にダメージなんかあるのか?」
あさがや「うおっまぶしっ!346め〜、こしゃくな」
カトリ「こうかは ばつぐんだ!!」
この効果か346の気合いかわからないが、アサガヤバルタンが弾かれて大きく後退する。
あさがや「チッ!こうなったらアウトコースからコース外にはじき飛ばしてやる」
346「やってみな。そろそろ行数の都合上、決着の時を迎えるしかねぇし」
P-M「あぁ、言わなくてもいい編集の都合を考慮してくれてありがとう…」
カトリ「両マシンが左コーナーに突入するぞ!」
あさがや「くお〜!!ぶつかる〜!!ここでアクセル全開、インド人を右に!」
あさがや、コースアウト!!
あさがや「スーパーウリアッ上!」
346「うおぉー!勝ったぞー!!」
カトリ「346が勝ちやがった」
P-M「今日は祝勝会として鍋パーティーだな」
346「超監督の346様に不可能はないわっ!」
あさがや「さ、三回勝負、三回勝負っ!」
P-M「この前と立場が逆だな」
346「三回勝負なんてコドモじゃあるまいし。潔く負けを認めろ、地球外生命体」
あさがや「なぜか宇宙人扱い!?」
なぜか宿命のライバルのような感じになったあさがやと346。
2人のダンガン対決は次回もあるのだろうか。いや、ない。ないと思いたい。ないよね。
カトリ「さて、そろそろ帰るか」
あさがや「…何…だと!?」
P-M「どうした、あさがや。346に負けたのがよほど悔しかったのか?」
あさがや「ボディが…割れている。346め…」
カトリ「あ〜あ。だから言ったじゃないか。酷使しすぎだって」
あさがや「ゆるさんぞ346ーッ!!」
カトリ「いや、だから346は関係ない」
346「あァ!?何か言ったか」
あさがや「カトリが346さんの悪口を言っていました」
カトリ「何ィー!?」