激闘記録第10章第11話「夏の陣(後編)」

P-M「ほんじゃ、いっちょ山登りに行きますか!」



カトリ「まずは我々尖兵隊が行ってこようぞ」
あさがや「カトリ殿、ご武運を!」
カトリ「いや、あんたも300番台でしょう」
あさがや「なるほど。そういう手で来たか…」
カトリ「何で敵の軍師の策にはまって窮地に陥りつつある将軍みたいな言い方をしてんだよ」
P-M「いいからはよ行けや!!」

あさがや「このあさがや様がタスキをかけて帰還してやるわ」

スタッフ「シグナルが青になったらスタートです。それでは…」

レディ…ゴー!!



P-M「あさがやのマシン、上々のスタート!」
あさがや「夏を制するものだけが〜レース制する♪」
P-M「デジタル、スロープは余裕でクリア!さぁ、いよいよヘルクライムへ突入だ」



P-Mあれ…いない!?

あさがや「…」
P-M「あ、自分でマシンを拾ってとぼとぼと退場。コースアウトした上に何とも寂しいエンド…」
あさがや「…」
P-M「ざ、残念だったな」
あさがや「スタッフの人にマシンを転がったまま放置された!!(カッ!」
P-M「そこ怒るところ!?しかもなにが(カッ! だよ。ペルソナを出しそうな雰囲気で下らないこと言うな」
あさがや「ナイアガラでコースアウトしたカトリはどこへ?」
P-M「わかったようなことを言っているが、カトリはまだ走っていない。一緒にいたんじゃないの?」
あさがや「途中でカトリがはぐれた」
P-M「仕方のないヤツだ。探しに行くか」
あさがや「どうせ販売コーナーに…あ、いた!間違えて別の列に並んでいる。アホだ!」
P-M「間違えたわけじゃなかろう。となりのコースに振り分けられたんだな」

カトリ「チラッ」
あさがや「( '-')b (グッ」
カトリ「あのサイン…。あさがやは一次予選突破か。こりゃ負けられないな」

スタート!!



P-M「お、スロープも突破し、トップ集団をキープ中」
あさがや「ゴール!!」
P-M「まだ半周しか走っていないぞ。さぁ、ここからヘルクライム、そしてナイアガラ!」

コースアウト!!

カトリ「だから直線ではDに入れて、コーナー前でLにいれつつフット併用。 ギヤチェンジしまくったけど、まぁ問題ないでしょう」
あさがや「ショックのあまりセリフがおかしくなっているぞ」
カトリ「ARシャーシとネオチャンプの組み合わせがまずかったか」
P-M「はいはい。エアロアバンテは到着間に合わず。ネオチャンプは充電忘れたでしょう。あとお昼はまだですよ」

スタッフ「400番台の選手、車検場に来て下さい」

P-M「さぁ、レースの時間だ!!」

P-M「今日は5コース(白)か。でもなんでこのレーンだけやたら反っているのでしょうね」
あさがや「関係ないけどELECOMとBUFFALOどっちが好き?」
カトリ「どちらかというとBUFFALOだけど…って、本当に関係ないな」

スタッフ「シグナルが青になったらスタートです。それでは…」
 
レディ…ゴー!!



スタッフ「5コースのマシン、見事なスタートダッシュだ!」
P-M「よし、近年最高のスタートを切った!小径BANZAI!!」



P-M「デジタル、スロープ、芝を楽々走破!いけるで!!」
スタッフ「5コースのマシン、トップを独走中!このままヘルクライムに突入だ」



スタッフ「さぁ、ナイアガラで…あーっと!ここでマシンが止まってしまった!!
P-M「」


カトリ「何が起きた?」
P-M「タイヤが外れたようだ…」
あさがや「エアロトンネル2012の風圧で吹き飛んだっぽいな」


エアロトンネル2012

P-M「どんだけすごい竜巻が発生しているんだよ!」
カトリ「パーツは戻ってきたのか?」
P-M「シャフトとタイヤは見つかったが、ベアリングはナイナイナイアガラよ」
あさがや「( '-')b (グッ 」
P-M「そのサムアップはなんなの」
あさがや「"おなかすいた"のサイン」
P-M「意味分からん。せめて"見事な爆死だったぜ!"とか"ドンマイ"だろう」
カトリ「え?じゃあさっきのは」
あさがや「"戸棚にお菓子が入っています"」
カトリ「タイミング的にポーズ的にもまったく理解できませんね」

P-M「カトリさん、今日の総括をどうぞ」
カトリ「人生山あり谷あり!」
P-M「はぁ…」
カトリ「自分で振っておいて!」
あさがや「( '-')b (グッ」