カトリ「あまりにもお約束過ぎて逆に笑えるな」
P-M＆カトリ「ははは…はぁ〜」
P-M「メールでも送るか。い・ま・ど・こ・だ…っと。送信！」
てれ〜ん♪
P-M「もう返事が来た」
カトリ「どうだ？」
P-M「よかった。今日はすぐにつきそうだな。あと10分くらいかな」
カトリ「時間はどうあれ、遅刻したという事実には変わりはないが…」
22分後。
あさがや「じゃあ行こうか」
カトリ「ちょっと待て。なぜ何事もなかったかのように振る舞う」
P-M「さっきの"駅に向かってる"は何だ？」
あさがや「ベッドから起きて駅に向かい始めた。だから駅に向かってると返信した」
カトリ「うぅむ。確かに駅に向かっているという点では合っているな」
P-M「こらこら。口車に乗っちゃダメだ」
あさがや「口車よりも早く電車に乗ろうぜ」
カトリ「うまいこと言いやがって」
会場到着
P-M「いいか。今日ははぐれずにちゃんと言うことを…って、もういないし」
・
・
・
カトリ「先制攻撃のチャンス！スプリントダッシュ確保」
あさがや「13mmゲット。勝負は出足で決まるものではないッ。」
カトリ「攻撃の手は緩めない！カーボン入り大径ホイール！！」
あさがや「まずいな…。少々押されている」
カトリ「ロールバー、FRP、パワーダッシュ！！」
あさがや「クッ…ジャブの応酬かッ…む、無念…負けた」
P-M「姿が見えないと思ったらあんなところに。お〜い、勝手にはぐれるなって言ったじゃん」
カトリ「僕は嫌だって言ったのにあさがやが無理矢理…えぐっ…えぐっ」
P-M「何ッ！？あさがやめ、どこへ行った」
てくてく
あさがや「くっそー、あの賊野郎め。今度闘う時は手加減しないからな」
P-M「オイ、アサガヤ…」
あさがや「どうしたん？黒いオーラを身に纏って」
P-M「人の言うことは聞け。関係ない人を巻き込むな。遅刻するな。とにかくいろいろといい加減にしろ」
あさがや「なんか身に覚えのないことや別件で怒られているような気がしてならない…」
カトリ「（にやにや）」
P-M「ところでワイドプレートは売っていたか？」
あさがや「あぁ。売っていたよ。ちゃんと買っておいたさ」
P-M「あさがやにしては気が利くじゃん。どれどれ」
ローラーワイドマウントセット（150円）
P-M「これワイドプレートじゃねえよ！」
カトリ「確かにこれは4月29日発売予定のFRPワイドプレートじゃないな」
あさがや「あぁ、すみません、おっしゃるとおりで…」
P-M「結局、FRPワイドプレートは先行販売されなかったわけか。いや、いいんだ。ちょうどコレ欲しかったし。あはは」
あさがや「申し訳ございませんッ！申し訳…？」
カシャッ♪
カトリ「あはっ、すっげー！土下座、初めて見た！！」
あさがや「どうすんの？どうすんの？オレ！？」
※買い物を頼む時は商品や金額を明確に伝えておきましょう
カトリの謀略にまんまとハマるあさがや。
このままじゃ（倫理的に）まずそうだが、反撃のチャンスはくるのだろうか！？
次回、激闘記録第五章第5話 賊vs族（後編）に続く。