カトリの謀略にまんまとハマるあさがや。
一時はジリ貧まで追いつめられるものの、必殺技「チャージ&アサルト」を発動。
見事カトリを撃退するのだった。
あさがや「以上」
カトリ「この大うそつきめ。ちょっと体育館裏に行こうか」
あさがや「やめてよね。本気でケンカしたら、カトリが僕にかなうはずないだろ」
カトリ「こわっぱが。お主のギャグに乗ってやったというのに、頭にのりおって!」
あさがや「ふん。前回のお返しだ」
にらみ合いは3.5秒間続いた
カトリ「ここまで長時間、膠着状態が続いては仕方がない」
あさがや「どちらが真の賊か決着をつけるときが来たな」
●五茂野サーキット
P-M「で、ここに来たわけか…」
カトリ「ティーリーグ鉄の掟、"決着はレースでつけろ"に従ったまでよ」
あさがや「どっちが"賊"を名乗るかの名誉をかけた戦いだ」
P-M「前後編までやって引っ張ったのはそのためか。正直、どうでもいいような気がするが」
カトリ「(無視しながら)P-M氏には立ち会いとレースの方法を考えてほしい!」
P-M「え〜!?イヤだよ。この間も立ち会いとかいって結局、レースにならなかったじゃん…」
あさがや「頼むよ。PS2貸したじゃん」
カトリ「インボイス西武ドームの内野指定席のチケット割引券をゆずるからさ」
P-M「う…そこらをつかれると断れない…。ルールは勝手に決めるが後悔しないでくれよ」
あさがやvsカトリ 〜恐怖の塗装デスマッチ〜 |
さぁ、やってきました。真の賊を決する世紀の大バトル
勝てば天国、負ければ地獄!!
果たして勝利の女神はどちらにほほえむのでしょうか!?
あさがや「何この背景…」
カトリ「しかもこのノリ。イヤイヤ引き受けた割にはノリノリだな」
あさがや「タイトルまでビシッと作って…ん、あれ?塗装って?」
P-M「あぁ、気付いちゃった?負けたらボディ塗装ね」
カトリ「何を突然。やるわけないだろ、そんなの!」
P-M「じゃあ不戦敗ということであさがやの勝ちね」
あさがや「ニヤニヤ」
カトリ「ぐ…や、やるさ。やってやるさ。とにかく勝てばいいんだろ」
P-M「それでよし。ほんじゃ、ルールね」
ルール
・コースは8の字。
・バトルは3本勝負。先に2勝した方が勝ち。
あさがや「3本勝負?」
P-M「うむ。2人にはワタクシが選んだ3つの競技で戦ってもらう。どれも一風変わったバトルだがな」
カトリ「どんなバトルだろうと3つのうち2つ勝てばいいってわけだな。やってやろうじゃん」
P-M「その意気だ。では第一のバトル」
・バトル(1) 2台ずつ3分間走ってコースアウト回数が多い方が勝ち!
あさがや「コースアウトが…多い方が?」
カトリ「しかも2台対2台?」
P-M「普通はコースアウトしないマシンを作るよう心がけるものだが、その逆をついてみた」
カトリ「安定性のないマシンを選べ…というわけか」
出走マシン
あさがや:YAMADA、黒アトラス
カトリ:スティアフェンネル、矛
レディ…ゴー!!
あさがや「安定性の悪さなら負けないぞ」
カトリ「甘いな。我がマシンはコーナーインの時点でふらついているぞ!」
あさがや「あぁ、もうどけよ。コースアウト出来ないじゃないか」
カトリ「あっはっは!あさがやの攻撃を喰らってマシンが吹っ飛んだぞ!」
あさがや「チイッ。カトリのマシン、接触しただけで吹っ飛びやがる」
P-M「はい3分終了。結果は…」
あさがや10回。カトリ12回。
この勝負、カトリの勝ち!!
カトリ「やったー嬉しくねー」
あさがや「何てレースだ。しかしマシンの弱点がわかった気がしたかも」
P-M「第二のバトルいこうか」
・バトル(2) 2台ずつ走って合計タイムが遅い方が勝ち!
あさがや「今度は遅い方だって?」
カトリ「バッテリーを極限まで減らし、かつスピードがないマシンを選べ…というわけか」
出走マシン
あさがや:ジョルジュ荻窪、ニセブログ野郎
カトリ:カベ、自転車男
あさがや「先に走るぞ」
カトリ「いやいやこっちが先だ」
あさがや「いいや!こちらが先だ」
カトリ「どうぞどうぞ」
P-M「ダチョウ倶楽部かよ!どっちでもいいから早く走れ!!」
あさがや「へいへい」
あさがや「電池を減らして…いけっ」
ニセブログ野郎、1秒90
あさがや「どうだ?」
カトリ「速すぎる。手本を見せてやろう」
カベ、2秒47
あさがや「ま、負けた…。遅すぎる!そんな遅いマシンを作れるなんてさすがカトリだ」
カトリ「褒められているのか貶されているのかわからんが、8の字1周で12秒38というティーリーグ最遅記録保持者であるあさがやにそういってもらえて嬉しいよ」
その後、ジョルジュ荻窪は2秒07、自転車男は1秒90というタイムで終了。
この勝負もカトリが勝利した。
P-M「以上の結果、2勝したカトリ選手が勝利です!おめでとー!!」
カトリ「ありがとう。これで賊として生きることが出来る」
あさがや「うん。これからも賊同士、手を取り合ってがんばろう。じゃあね」
カトリ「そうだな…って、ちょい待て。お主は敗者なんだから賊を名乗るな」
P-M「それはどうでもいいが、他にやることがあるだろう?」
あさがや「あ…やっぱりやらなきゃダメ?」
カトリ「もちろん」
あさがや「こうなったらいい機会だ。みんなに愛されるヒーローのような色に塗り替えてやる!!」
というわけで次回、このマシンが生まれ変わります。
↑それにしてもこの値札は一体…
帰り道
あさがや「そういえば第三バトルは何だったの?」
P-M「コース上にタイヤを敷き詰めて、その上を走るという予定だった。第三バトルまで行かずに残念だ」
あさがや&カトリ「(あっぶねー。やらなくてよかった!!)」