激闘記録 第八章第1話「才脳人の宣誓」

カトリ「いやぁ、寒いねぇ」
あさがや「こんな日は外に出るなんて言わずに、中でゆっくりとしていたいよ」
P-Mや…やあ…
あさがや「どうした?そんなにやつれて」
P-Mえ…テ…ビ
カトリコレ。自業自得だな」
????黙れ。カスが
カトリ「うわっ!西の方向からとてつもなく黒いオーラが!?」
P-M「あ…き…は…」
カトリ「"あさがや、気の利いたセリフで励ましてくれ"だってさ」
あさがや「よ、よし。まかせろ!(どうして今の3文字でわかったの?)」
P-M「た…のむ」
あさがや「いくぞ。元気を出せ。(壊れた)PSPあげたでしょ
P-M「はぁ。所詮あさがやはその程度か。がっかりだよバカやろう」
あさがや「ちょっと待て。今のセリフのどこがおかしかった?」
P-M「あぁ〜そっか。それは私が至らなかったねぇ。言葉が足りなかった。うん…いや、ホン トならお前がどれほどのバカか千の言葉を用いて罵ってやりたいところだよ。でも、いかんせん私の舌はそんなに早く回らないんだ。歯痒いよ…。もっと言いた いことはあるのに、"バカやろう"の一言に気持ちを込めるしかないんだ。でも、それだとお前は自分のどこがバカなのか、反省しようがないわけだ。出来るこ とならね、お前のどこがバカなのか万の言葉を用いてレポートをまとめたいところだよ。でも如何せん私はそんなに暇ではないんだ」
あさがや「黙って聞いてればだいぶ舌も回ってきたようだな」
カトリ「で、今章は何をやるんだ?」
P-M「いやぁ、何かあさがやから重大発表があるらしいよ」
カトリ「重大発表?」
あさがや「聞いて驚くなよ!実はミニ…」
カトリ「どうせミニ四駆の公式レースに出るとかでしょ」
あさがや「え…あ…ミ、ミにタコ…
P-M「…」
カトリ「……」
あさがや「………」
カトリ「も、もう一回いこうか」
P-M「あ、あぁ。ちょっと巻き戻って、と」

カトリ「どうせミニ四駆の公式レースに出るとかでしょ」
あさがや「え…あ…ミ、ミにタコ…
P-M「…」
カトリ「……」
あさがや「………」
P-M「いやいやいや、もうちょっと巻き戻ろうか!」
あさがや「もういいよ。実はミニ四駆の公式レースに出ようと思って
P-M「まじっすかあさがやさん(棒読み)」
カトリ「優勝宣言とはさすがっすね!!(絶叫)」
あさがや「そんな声高らかに宣言するわけないでしょ。まずは50万本、最終的には100万本のセールスを目指す、なんてね」
カトリ「何言ってんだと思った」
P-M「まぁいいや。出来たんでしょ、マシン。見せなさいよ」
あさがや「何だ。そんなに見たかったのか」
P-M「いや、どうでもいいですけど。一応、気になるんで」
あさがや「ちょっと恥ずかしいけど見て驚くなよ。完走することだけを目指したこのマシンを!!」






P-Mカトリ
あさがや「新手のパターンでツッコミがきたな」
カトリ「そもそも"完走することだけを目指した"って、志し低っ!」
P-M「その前にミニ四駆ですらないじゃないか!!」
あさがやカトリ「!!」
P-M「ハッとした顔するな。見ればわかるだろう」

あさがや「仕方ないな。ちょっとだけだぞ」
P-Mカトリ「ゴクリ…」
あさがや「くらえっ!!やっぱり完走することだけを目指したこのマシンを!!」





(画像提供:あさがや氏)

P-M「こ、これは…」
カトリ「…何…だと…」
あさがや「フフフ…。うろたえるのもムリはないさ。セッティングはMSシャーシに、なんとノーマルモーター。さらに大径スリックタイヤを装備しているんだ。ローラー装着しないで軽量化を図っている!このスペシャルセッティングを思う存分堪能するがいいさ!!」
カトリじゃん」
P-M「完走すらも危うい…」
カトリ「しかもなんか怨念が宿ったような写真うつりだなぁ…」
P-M「それにしても、さすがはあさがや。コレで優勝宣言とはなかなかやるな」
あさがや「優勝宣言なんてしてないって!誤解させるからやめろ!!」
P-M「まぁ、優勝宣言は別として、この調子じゃ次のミニ四駆まつり2008ニューイヤーミーティング関東大会(1月19日、20日)までにセッティングが間に合いそうもないな」
あさがや「ミニ四駆まつり2008?何言ってんの」
P-M「え?」
あさがや「今年中に公式レースに出ればいいの。まったくもう!」
P-M「この時期に話題に出すから、てっきりソレに照準をあわせていたのかと(マシンの出来を見るまでは…)」
あさがや「いいえ、ケフィアです」
P-Mカトリ、パワーをメテオに!
カトリいいですとも!