激闘記録 第八章第7話「The Second Raid」

P-M「今日も今日とて集合時刻5分前到着」
あさがやまたカトリは遅刻か。毎回毎回遅刻しやがって。どうしようもないヤツだな」
P-M「仕方がないなぁ。起こしてやるか」
あさがや「起こしに…って、どうやって?ここ駅だぞ」
P-M「問題ない。お〜い、起きろ〜」

起きろ〜…



あさがや「ハッ!?」
P-M「いつまで寝ているつもりだ。今日のレース会場がある浅草に着いたぞ」
あさがや「え?あれ?遅刻魔カトリは?」
カトリ「は?今日も定刻通り来たぞ。あさがやじゃあるまいし遅刻なんてするかよ」
あさがや「何だと。今日のオレ様はひと味違うぞ。言うなれば第2形態あさがやだ」
P-M「だ、だいにけいたい!?もっとまともな名前は思い浮かばなかったの?」
カトリ「(第2形態…略してださがや、か)」
●浅草ROX



あさがや「たくさんレーサーが来ている。愛車の越前がどこまで通じるか楽しみだなぁ」
カトリまだ生きてるのかよ越前
あさがや「生きてるよ!一生懸命!!」
P-M「で、その越前は何かパワーアップしたのか?」
あさがや「もちろん。前回の教訓を生かして大幅なパワーアップを施した。そうだな、ハンバーガーがチーズバーガーになったくらいにパワーアップしたよ」
カトリ「まったく意味がわからないのだが」
P-M「とりあえずあさがやなりの自信の現れということは理解した。では見せてもらおうか」
あさがや「あいよ」




P-Mまるで進歩していない…
カトリ「いや待て。まったく変わっていないように見せて相手をかく乱する作戦か…。やるな」
P-M「それはないと思うが。それにまったく知らない相手をかく乱しても仕方ないよね」
あさがや「失礼な!変わっているよ。ほら」

びふぉあー あふたー

カトリタイヤだけが違う!!
P-M「ハンバーガーにピクルスが一枚追加された程度の進化だな」
カトリ「間違いさがしかよ。あぁ、もうこれは今日も爆死確定だな」



●フリーサーキット



P-M「レースまで時間があるからフリーサーキットで走らせようか」
あさがや「望むところだ!ボッコボコにしてやんよ!!」
P-M「お手柔らかに頼むよ」
あさがや「手加減はしない…って、マシンについているの、ナニソレ」



P-Mマスダンパーだ。たねさんから激闘ネタで扱って欲しいという要望をいただきました。ありがとうございます。作成方法は手軽なやり方でということなので、ステンレス製ビスセットCにダンガンのフッソコート・フルメタルワイドホイール(写真左)、フルメタルホイール・サスペンションセット(写真右)で作ってみた。効果については掲示板での元狼さんの投稿が参考になるので引用させていただきます」

メタルスキッドは上下に動くようにセット。これが上下に動く事により、
例えばマシンが上に飛んだときに重り(スキッド)の位置が変わらず、マシンの下に重りがある。
で、マシンが下に落ちるときに今度は重りがマシンの上に行くんです。
マシンが跳ねたり、飛んだりしたときに絶大な効果を発揮しますよ。

(原文のまま掲載)

P-M「ちなみにマスダンパーは8月9日に発売されるMSシャーシEvo.Iでも採用されているよ」



あさがや「P-Mがどこに向かって話しているのかわからないが、参考になったよ」
P-M「ではそろそろ始めようか」
カトリ「待ちな。今日はこちらもマシンを持ってきた。オマエらの挑戦を受けてやろう」
あさがや「誰もカトリなんて誘っていないけど」
P-M「ひとりで販売コーナーに行ってきな」
カトリ「冷たい反応だなー。いいか、ライバルと闘うということはそれによる…(略)…タイヤが1回転するのにギヤが何回転必要かを表したのが…(略)…特典DVD目当てで買うかもしれないが、どうせ2〜3年後に別ハードで出るだろうし…って、あさがやがいない!?
P-M「話が長いから、とっくに車検に向かったよ」
カトリ「それを早く言え。急ぐぞ」



●メインサーキット



あさがや「…」
P-M「あさがやのあの余裕。二回目にして風格が…」
カトリ「とてもこの間のレースでスタートに失敗した人間とは思えん。さすがださがや
あさがや「(ちらっ)」
P-M「こっち見たぞ」
あさがや「(ニヤリ)」
P-M「笑っているぞ」
カトリ「バンクの上から顔の半分だけが見えているせいでキモく感じるな。さすがださがや

P-M「お、いよいよあさがやの出番か」
カトリ「また3コースかよ。3のつく数字でアホになるから今日もダメだろうな」

スタッフ「シグナルが青になったらスタートです。それでは…」

レディ…ゴー!!

P-M今日はまともにスタートしたぞ!!」
カトリ「最初のコーナーを抜けて…ほぼ互角だ!」
P-M「大型バンクに突入するぞ」


※写真はイメージです

カトリ「なんとか登りきった!」
P-M「だが、1周目にしてだいぶ離されてしまったな」
カトリ「まだまだこれからだろう。3コースだし」
P-M「そうだな。だが、アウトコースから他のマシンに抜かれていたのが気になるが…」
カトリ「我々が心配しても仕方ないだろう。ほら、あのあさがやの様子を見ろ」
P-M「…!! なんかヘブン状態になっているぞ」

あさがや「(スタートが成功した。話がレーサー人生に一片の悔いなし!)」

カトリ「お、2台が一気にコースアウトした!後ろ向きな話だが、このまま他もコースアウトしてくれれば」
P-M「もう半周以上離されているしなぁ。逆転するにはそれに賭けるしか」
カトリ「越前は安定性には定評があるから、じっと待っていればあるいは…」
P-M「と、言っている間にマシンがふらついていますが…」
カトリ「まぁいいよ。どうせもうすぐゴールだしな」
P-M「じっと待つ時間ないじゃん!」


あさがや、3位でゴールイン!!
(5人中。2台はコースアウト)


P-M「あさがやさん、今回も残念でしたね。でも順位を1つ上げたじゃん(完走した中ではビリだけど)」
カトリ「気を落とすなよ。オレがマカデミアンナッツあげるから」
あさがや「仕方ないよ。ローラーセッティングも決まっていないのはわかっていたし、脱脂とかも不十分だった」
カトリ「冷静に敗因を分析しているな」
P-M「うむ…だが」

P-Mカトリわかっていたなら最初からやれ!!

あさがや「次回から本気出す」