激闘記録 第八章第8話「真紅」



P-M「…」
カトリ「…なにニヤニヤしてんだ。通報するぞ」
P-M「生物学的観点からじっくりと監視をし、今後のWebサイト更新に役立てようとだな」
カトリ「何言ってんだと思った。ならなぜニヤついていた」
P-M「そうだね。またいつも通り遅刻っぽいね」
カトリ「強引に話を進めに来たな。まぁ、今日も遅刻するのはわかりきっているが」



P-M「また遅刻かよ…って、何でオマエが!?」
カトリ「急にめまいが…」
346「相変わらず失礼なヤツらだな。わざわざ集合時間をチェックして登場したというのに」
カトリ「かえれ!346かえれ!!」
346「うっさいわ!テメーこそさっさと午後半休を申請しろ」

P-M「おかしいな。あのポジションはあさがやのはず…」
346「黄色のナマモノなら行方不明、音信不通、我田引水、自画自賛だぜ」
カトリ「そうか。では仕方ないな」
346「なんか冷たい…。あ、そうそう。今回からオレがレギュラーに決定しました」
P-M「はいはい。どうせ激闘じゃなくてオカルトなPodcastのだろう」
346「バレたか。罰としてPodcastに出演しろ」
P-M「断るッ!!」
●賊魔殿



346「ここは…?」
カトリ「火鳥泉行様専用車体兼性能向上部品貯蔵庫、略して賊魔殿(ぞくまでん)だ。
我が家には先祖代々、食料や金、物資、ちょっと恥ずかしいものなどを地下の倉庫に入れる風習がある。
その地下倉庫にはご先祖様が残した大判小判や変な巻物、万が一の場合に備えて缶詰と、購入したマシンやパーツを保存しているんだ。あ、念のため言っておくが写真はイメージだからな。あと賊魔殿については番外編4を読んでくれ」
346「へぇ、で、そのすいか畑で今日は何やるんだ」
カトリ「そんな単語は一言も出ていないだろ」

346「まぁいいや。今日はレースをしにきたんだな」
P-M「いや。カトリがセッティングをするというので勝手に見に来ただけだぞ」
カトリ「だから面白いことなんてないぞ。だから早く帰れ」
346「うっせーな。オマエこそ帰れよ」
カトリ「何で!?ここがウチなのに」
346「いいから黙ってマシンを出せよ」
カトリ「帰れとかマシンを出せとか勝手だなー。346こそ四天王の4台目はどうしたんだよ」
346「さっさとマシン出せよ」
カトリ「チクショー、こんなのあさがやのポジションだろ」





カトリロデオソニックをベースに大径タイヤを履けるように加工。せっかくだから赤のカラーを選んだ。その他のセッティングだが、説明を聞きたいか?」

はい
→いいえ

カトリ「最近耳が遠くてな。で、説明を聞きたいか?」

はい
→いいえ

カトリ「最近耳が遠くてな。で、説明を聞きたいか?」

→はい
いいえ

カトリ「そうか、そんなに聞きたいなら仕方ないな。ローラーセッティングは角度調整バンパーにFTPワイドプレート、9mmのボールベアリングを上下2段にしてある。リヤもワイドプレートを装着し、13mm、アンダースタビヘッド。内部は抵抗抜きを施してある。おかげでちょっと押すだけで42.195kmは進む。あ、最後のは冗談ね。その他にも…」

なんと 説明は42.195分続いてしまった!!
※SE:呪われたときの音


P-M「行数とりまくったわりにはどうしようもないオチだな」
346「42.195点だな」
P-M「思ったより高得点だな」



カトリ「さて、そろそろ走らせるか」
P-M「カメラまで設置して動画も撮影するのか。なかなか雰囲気出ているな」
カトリ「データを採って後でじっくり見たいからな」
346「後で送れよ。Podcastに上げるから」
カトリ「断るッ!!」



P-M「なかなかいい走りじゃないの」
カトリ「う〜ん…。ハイパーダッシュのブレークインが足りないような気がする」
P-M「レーンチェンジャーのあたりで若干ふらついているな」
カトリ「どれ、せっかく撮影した動画でチェックしてみるか」


画像提供:カトリ氏

カトリうわー!めっちゃ浮いてる!!

その後、コースにはとどまるが、リヤローラーがフェンスに引っかかり走行不能になること数回。
確率にして40%くらいで引っかかる。

カトリ「スピードに乗ってくると完全に浮くな」
346「オマエの存在がな」
カトリ「オマエにだけは言われたくない」

P-M「まだあわてる時間じゃない。次回の大会までは間に合うぞ」
カトリ「そうだな…って、次回の大会って何!?
P-M「ナゾの失踪を遂げたあさがやに代わりリベンジを誓うカトリ。見事栄冠を勝ち取ることが出来るか!?」
カトリ「勝手な熱血設定作るな」
346Go to KTR!! Go to KTR!!
346HAKOGAIせよ!! HAKOGAIせよ!!
カトリ「何の前触れもないそのDMCっぽいのもやめろ!勝手に盛り上げるなー!!」
346「大事なことなので2回言いました」
カトリ「オマエらさっさと帰れよ」
P-M346「断るッ!!」