激闘記録 第七章第1話「アウトドア宣言」

長きに渡る(実質2日)第二回武闘会を終え、各々はさらなる技術の向上に励んでいた。
P-Mは山へしばかりに、あさがやは川へ洗濯に。カトリは鬼ヶ島で鬼と化した。
梅雨入り前の曇り空と夏の日差しが注ぎ込む5月27日。また新たな戦いが始まるのだった。


※画像はまったく関係ありません。(久しぶりにこの注記)

P-M「前章で346の出番は終わりだ。これで本編が振り回されずに済むな」

待った!!

P-M「その声は!?…って、なんだあがやか。完全に存在を忘れていたよ」
あさがや「えぇーっ!こんなに黄色いのに?」
P-M「最近は黄色といえばもじぴったんの方が印象強くて」
あさがや「ゲームのキャラ以下ですかい」
P-M「そんなことより、ニセブログ(カトリブログの通称)見たか?」
あさがや「もちろん。新たな試みにチャレンジしたとか」
P-M「そうそう。一応言っておくがビリーズブートキャンプにチャレンジするという話じゃないぞ」
あさがや「いくらなんでも間違えないぞ!オレを甘くみるなよ!!」
P-M「それは申し訳ない。あさがやがテンポよく掛け合いをすると、ほぼ確実に勘違いのオチが待っているから…」
あさがや「失礼だなー。ちゃんとわかってるって。らき☆すたの単行本を買った話だろ」
P-M「チクショー!やっぱりだー!!」

カトリ「よう、何の話をしているんだ?」
あさがや「らき☆すたの話」
P-M「え?違っ…」



P-M「さてと、章がかわったということで、今章の目的を述べたいと思います」
カトリ「前例から言うと、ぶっちゃけた話、章なんて関係あっただろうか。いや、ない」
P-M「うん、まぁそこをつかれると痛いのだが。しかも反語で」
あさがや「それで目的は?」
P-M「今章の目的は…"外に出る!"
カトリ「まぁいいんじゃないの」
あさがや「ってゆーかぁー、うちらぁー、ひきこもりじゃなくてぇー、いつもそとにでてるしぃー」
P-M「そうじゃない。外に出るってことは屋外でレースをやるってことだ!」
カトリ「ということはオフロードレースやRC対決も!?」
P-M「RC対決…できるだろうか(チラッ)」
カトリ「プロポ…バッテリー…」
あさがや「大丈夫だよ。チョロQでレースに出るから!」
P-M「チョロQ!?」
カトリ「タカラトミーから発売されているプルバックぜんまいで動くカーホビーのことか?」
あさがや「あぁ。チョロQで出てボコボコにしてやんよ。ただしこのマシンにレースで勝ったらな!!」



アサガヤバルタン 貝
ベース:ジェットバルカン
モーター:スプリントダッシュモーター
ユニット:F-05、C-01、R-01
タイヤ:ロープロファイルタイヤ
ローラー:スタビローラーステー、13mmボールベアリング
その他:ロールバー&L字フィン、ウイングバルカン用リヤボディ

P-M「新マシン!?じゃないな、久しぶりにコイツかよ」
カトリ「縦にフィンがくっついた以外は変わりないな」
あさがや「"改"だからあまり変更はない…って貝になってる!ボクのマシンは海鮮系の何かですか!」
P-M「あ…ほんとだ。やっちゃったぜ」
あさがや「いや、やっちゃったぜじゃないですよ!何ちょっとかっこいい言い方してんですか」


カトリ「ではこちらも反撃をしなければなるまい」
P-M「ブログで編み出したと書いていた新セッティングか!?」


KTR-700
ベース:楽しいトレイン700系新幹線

あさがや「何この電車の連結部分みたいなの」
P-MFRPプレート2枚にスタビローラーステー、パッシングローラー、9mmボールベアリング、スペシャルビスセット…。いったいこれだけでいくらかかっているんだろう」


ちょっと拡大

カトリ「驚いて声も出まい。このオプションパーツは…」
P-Mカトリ アタッキング スペシャル ユニットでしょ?」
カトリ「あ、あぁあ…ソレソレ。よく知っていたな。
(名前なんて全然考えていなかったから助かった。もう言ってしまった以上、後には引けない。でも何だろうこのデジャブは。以前にも同じようなことがあったような…)」
P-M「フフフ…(カトリめ、気づいていないようだな)」
あさがや「ニヤニヤ…(オレはポテトだ!)」
カトリ「ムムム…(KatoriAttackingSpecialUnite…略してKASU…か、カス!?やられたぁー!!)」
P-M「それではやるか」



ルール
・コースはダンガンサーキットの8の字を使用。
・コース上の離れた位置から2台同時にスタート。
・先に相手を2回追い抜くかはじき飛ばせば勝ち。
・その他の基本的なルールはダンガンのレギュレーション準拠。


レディ…ゴー!!

あさがや「走り慣れた8の字ならこちらの方が数段上だ」
P-M「安定してスピードもそこそこある。この勝負、あさがや有利か」
カトリ「本格的な実戦投入は今日が初めてだが、スピード的に不利か」
あさがや「どうした、そのユニットは飾りか?」
カトリ「追いついて初めて効果を発揮するんだから仕方ないだろう」
あさがや「追いついた!どうやらRC対決はなくなるな」
カトリ「…くっ」
P-M「あきらめるなカトリ!マシンをよく見ろ!!」
あさがや「!?」
カトリ「追い抜き時にFRPがヤツのL字フィンにつっかかった!」
P-M「あのユニット…偶然にもそんな効果があったとは」
カトリ「このままギロチンにつっこめば勝てる!」

あさがや、コースアウト!!

あさがや「まそっぷ」
P-M「カトリが勝ったか」
あさがや「なぜだ。絶対に勝てるレースだったのに。ザ・フジミを相手に意識しすぎたか…」
カトリ「あさがやよ、我がマシンは10回コースアウトしないと負けないと思っているようだが、実は1回コースアウトしただけで負けるぞ」
P-M「いや、それレギュレーションで決まっているから!」
あさがや「こちらもコースアウトしたように感じたが、実はそんなことはなかったぜ!」
P-M「いやいや、明らかにコースアウトしていただろう!!」
あさがや「ごめんねだぜ」

P-M「それはともかく、あのユニットはなかなか安定した感じで走っていたな」
カトリ「攻撃力はイマイチだったが、まぁメインはそれじゃないから上出来だろう」
P-M「ビスがはずれたら面白いことになりそうだが」
カトリ「イヤなこと言うなぁ〜」



P-M「で、あさがや。RC対決はやる方向でOK?」
あさがや「クビを洗って待っているがよいよいよい(残響音含む)」
カトリ「しかもチョロQで戦うんだよね、あさがやは」
あさがや「はぁ?チョロQとRCで対決できるわけないだろう。常識的に考えて」
カトリ「何言ってんだと思った」